慢性的に片づけられないってどういうこと?どんなサポートが必要?

慢性的に片づけられない方のサポートをするためにサーティファイドライフオーガナイザーの勉強をしています。

と書いておきながらどんな学びを続けているのか書いたことがなかったかも・・・?とふと思いこの年末年始にかけて日本ライフオーガナイザー協会で学べるCLOプログラムについて個人的に書ける範囲で各プログラムの紹介をしてみようと思い立ちました。

需要があるかはわかりませんが自分自身の勉強のまとめということで興味のある方はお付き合いください。

 

日本ライフオーガナイザー協会 ウェブサイト

CLO資格認定講座 紹介ページ

 

慢性的に片づけられないって?

片づけが得意という方でも引っ越しや出産、就職や病気など生活の変化で片づけにかけられる時間や心のバランスが崩れ、空間が乱れたり心が不安定になることはありますよね。

そういった方はその状況が落ち着けば自分で片づけに取り組み元の生活に戻る力があります。

慢性的に片づけられないというのは、本人の意思や性格ではなく、ADHD(注意欠如・多動症)・自閉症スペクトラム・ホーディングと呼ばれる溜め込み癖・脳の機能障がい等を一因としています。(人により特性が異なるためADHDや自閉症スペクトラムを抱える人が全員片づけられないということではありません。)

 

時間や空間の感覚の感じ方が異なり

・しなければいけない物事を先延ばしにする
・締め切り間際になってエンジンがかかるのでギリギリ間に合わせる
・やらなければと思いながら他のことに手をつけてしまう
・時間の見積もりが苦手で短い時間にたくさんの用事を詰め込んでしまう
・たくさんのものの中から探しているものを見つけることが苦手

自分の体の感覚も独特なケースがあり

・周りの環境だけでなく自分の思考の動きにも影響され一つのことに集中し続けることが難しい
・疲れを感じにくく空腹や倒れるギリギリまで体調の変化に気づかない
・昼夜逆転
・食べ物の好き嫌い・得意不得意により栄養バランスが偏りがち

といった傾向があり、安定した生活を送るために自分以外の人や道具を使うなど様々な工夫が必要です。

 

CLOプログラムとはなんぞや?

日本ライフオーガナイザー協会が提携しているアメリカの団体(ICD)は数十年もの間、慢性的に片づけられない状態にある方について研究・調査を続けています。そこで提供されているプログラムを日本語で学べるというのがCLOプログラム。

最近の日本ではADHDや自閉症スペクトラムの方の生活支援・片づけに関する情報は増えてきたものの、ホーディングと呼ばれる溜め込み癖や溜め込み症についての専門家も少なく、物をため込むことは悪いことで持ち主の意思に関係なくモノを全て取りのぞいてしまえばいいんだという風潮があります。

でもそれでは根本的な解決にはならないんですよね。

CLOプログラムでは、医師やセラピストやカウンセラーなど専門家とオーガナイザーが連携しながらどのようにその問題に取り組んでいくかなど、より適切なサポート方法を学ぶことができます。

具体的には「CD分野」「ADHD分野」「Hoarding分野」「Aging分野」と分野別にプログラムが体系だてて提供されています。

 

CD分野では・・・

「慢性的に片づけられない(CD)状態」の基礎的な知識を様々な方向から学ぶと同時に、仕事として行う上でオーガナイザーとしてどこまで請け負うか仕事の範囲や道徳倫理などを学びます。

ADHD分野では・・・

CD状態となる一因のADHDについて、より深く学びます。
ADHDに関する基礎的な知識(特性や症状)や、脳機能について、ADHDコーチングの手法や具体的な戦略を学びます。

CD状態かどうかに関わらず日常生活をよりよくするためのヒントにあふれた内容が満載のプログラムです。

Hoarding分野では・・・

CD状態の一因となるホーディング(強迫性ホーディング・溜め込み症・溜め込み癖)について、より深く学びます。

日本では専門的に研究している医師も少なく、日本語の情報が少ないためとても貴重な学びになっています。

アメリカで「ホーダーズ」という溜め込み症の方の片づけについて取り上げている番組に出演している方のプログラムなどもあり、社会としてどのようにこの問題に取り組んでいくか考えさせられる内容が多くあります。

ホーディング傾向のある方の物事の捉え方は、一般的な考えに縛られていると理解しにくいところもあり難しく感じてしまうかもしれませんが、本人ではなく周囲の人や家族に影響を与えているケースが多く、どのように関わるのか(関わらないのか)プロとして学ぶ必要性を強く感じます。

Aging分野では・・・

このプログラムはまだ日本語では提供されていませんが、高齢化による脳機能の変化など片づけにもたらす影響や対応方法を学びます。

今後日本語で提供される予定です。

 

 

一言で「発達障害」と言っても自閉症スペクトラムやADHD、LD(学習障害)といったタイプがあり同じ診断名があって、人によって症状や特性が異なり、様々な特性を併せ持っている場合もあります。

さらにその症状や特性が生活上の困り感や障害となるかは、周りの環境・人によって大きく左右されます。

参考:LITALICOジュニア 「発達障害とは」

https://junior.litalico.jp/about/hattatsu/

 

この慢性的に片づけられない状態も人によって状況や特性が異なり、複雑に絡まりあっているためモノがたくさんあっても快適に暮らしている場合もあれば、モノは整理されていても時間やタスクが整理されず日常生活に困り感として表れている場合などがあります。

片づけができず(できないと感じ)日常生活が思うように回っていないと感じる方から相談があった時に、その原因を探る方法の一つとしてこの「慢性的に片づけられない状態」について知っておくことは片づけサポートを請け負うプロとしては欠かせない学びですね。

長くなりましたので、それぞれのプログラムでどんなことを学んでいるかは次の機会に・・・(つづく)

CLOプログラムを学ぶ仲間とICDメンバーと

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