記憶力や注意散漫、疲れやすい体と頭を持つ当事者の声を聴く

ここ数年の興味は「あなたが見ている世界を知りたい」

 

今日は40代で脳梗塞になり脳の機能に障害(高次脳機能障害)をもった当事者で、文筆業をされている鈴木大介さんの読書会に参加しました。

高次脳機能障害とは、ケガや病気により脳に損傷を負うことで記憶障害や注意障害、自分で計画を立ててものごとを実行することができない遂行機能障害などの症状・障害のことです。

 

この本の執筆中と現在との変化や、今だから話せること、執筆中の裏話、担当編集さんのお話、支援職の方のお話など様々な視点からの話が伺えるとても貴重な機会なので、2ケ月に1回ゆるゆると参加しています。

今日は第4章のコワさんの生きる世界」、脳の情報処理の低下や感情のコントロール、注意の向け方の問題や易疲労について鈴木さんご本人のお話しを伺いました。

最近は言語化が得意な当事者さんが本を出版されることが増えてきましたが、この本はグラフィックレコーディングによるイラストも掲載されているのでよりスッと頭に入ってくるような気がします。

 

読書会の中で私が特に興味を持ったのは、話の流れで鈴木さんが自分自身が月に何回どのようなタイミングで体調を崩したのかを何かを見ながら説明していた姿でした。

「体調の変化を記録しているのでしょうか?」と質問をしたところ「記録しています」とのこと。

その理由が、どんな時に体調を崩すかを知ることで、自分がどのくらい何ができるのか、何ができないのかを理解するために記録しているとのことでした(うろ覚えなのでもっと違う表現だったかも)。

睡眠時間についても記録しているのか聞いてみましたが、記録はしていないものの他の方法で何時頃寝たのかわかるようなことをしているそうです。

 

発達障害や様々な困難を抱え片づけのサポートの依頼をいただいたお客様のところへ行きお話しを伺っていると、自分がどんなことにどのくらい時間を使っているのか、自分の体調変化に気がついていないという方が多くいらっしゃいます。

初回ヒアリングでは一週間の行動を表に落とし込んでいただいたりもします。(書き出すことで片づけ作業を行うのに最適な時間、どのくらいの作業時間が確保できるのかを知る目的もあります。)

 

ライフオーガナイズを学んで、人によって思考や行動のクセが変わるので適した片づけ方があることを知りました。ですが、片づけが苦手な方には自分自身の感覚・感情の捉え方・言語化も慣れておらず、そのお客様のことを知るために色々と工夫なが必要なケースもあります。

「その人のことはその人に聞いてみないとわからない」と思う気持ちと、言語化や視覚化など相手に伝えることが難しい場合にどのようにお客様を理解し読み取りサポートにつなげるか、それは当事者の声をたくさん聴いて引出しを増やすしかないと思い、最近は言語化が得意な当事者の声を聴く機会を増やすようにしています。

 

その中で出会ったのが、鈴木大介さんの『発達系女子とモラハラ男』と

筧裕介さんの『認知症世界の歩き方』

この2冊は最近読んだ本の中でも特に、片づけ整理収納のプロ必読の2冊だと強く思っています。

片づけのプロの仲間とも読書会をしたり、感想をざっくばらんに話してサポートにどのように活かせるのか話し合う場を作ったりもしています。

 

高次脳機能障害もADHDも自閉症スペクトラムも認知症も、脳の機能のアンバランスから来ているのでつながるところはたくさんあります。

学べば学ぶほど、もがけばもがくほどはまっていく世界ですね。

お客様が見ている世界を知って、今よりも楽に暮らせる環境づくりをサポートしていきたいと思ってます。

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