都営住宅の下見でトイレをのぞいて、あれ、と思いませんでしたか。
便座にフタがありません。ドアを開けた瞬間に便座が丸見えで、水を流すたびに飛び散りも気になります。わが家も2013年の入居時に同じ状態でした。検索して情報は得ていたものの、実物を見るとやはり気になるものです。
結論から言うと、フタ付きの便座は3,000円台で買えて、ドライバー1本で自分で交換できます。わが家はそのとき付けた便座を、13年たった今もそのまま使っています。
- 下見でフタがないトイレを見て不安
- 業者に頼むと高そうという心配
- 便座のサイズが合うかどうかの迷い
- 退去時に元に戻せるかの不安
- ウォシュレットにすべきかの迷い


この記事では、フタなし便座を自分で交換した記録に、サイズの確認方法、13年使った感想、元の便座の保管、ウォシュレットにする場合の届出までを足してまとめました。
都営のトイレにフタがない理由

都営住宅のトイレに最初から付いているのは、前が割れた形のフタなし便座です。故障ではなく、そういう仕様として付いています。入居前の下見でここに気づく人は多く、検索でもよく出てくる話題です。
なぜフタがないのかは公式には説明されていません。ただ、入居後に届く案内を読むと、便座がどういう扱いなのかは分かります。
標準で付いている前割便座
前割便座とは、座る部分の前側がU字に割れている便座のことです。公共施設のトイレでよく見る形で、フタは付いていません。
わが家の下見でも、まさにこの便座が付いていました。実物を見ると、聞いていた以上に殺風景に感じたのを覚えています。
便座は入居者が取り替えるもの
入居すると「すまいのひろば」というお知らせが届きます。その中に、自分で直すものとJKKに問い合わせるものの区分があります。
わが家が入居した当時、便座は自分で取り替えるものに分類されていました。管理側に言えば付けてもらえる、という話も見かけますが、わが家の場合はそうではありませんでした。最新の区分はお手元の案内で確認してください。
フタがあると変わること
見た目だけの問題ではありません。わが家がフタを付けたかった理由は、においと、水を流すときの飛び散りを防ぐためでした。
フタを閉めてから流す習慣にすると、便座まわりの掃除の回数が減ります。狭いトイレほど、この差は大きく感じます。
2013年に交換したときの記録
ここからは、交換した当時に書いた記事をそのまま残しています。写真も当時のものです。
※旧ブログからの移行記事です
都営住宅入居前の下見で「おお、本当だ」と思ったのはトイレのフタ
Webで検索して情報は得ていましたがみたとおりこんな感じ。
(下見の時の写真)
風水に詳しいわけではないですがとても気になります。
トイレに入ってででーんと便座が見えているのはとても気になります。
ということで交換しました。購入したのはこちら。
送料入れて3500円ほど。近所のホームセンターでは同じような商品が4200円でした。
元々ついていたのが工具を必要としないタイプだったので簡単に取り外せ
外箱の説明のとおりにやってみることほんの数分。
床はコンクリートに防水塗装をしているだけ??の床で寒かったので
ジョイントマット+クッションフロアを敷いています。(失敗しているのでやり直し予定)
トイレのマットは物色中です。
交換前に確認するサイズ

便座は、どれを買っても付くわけではありません。買う前に確認するのは2つだけです。取り付け穴の間隔と、フタを立てたときに後ろのタンクや壁に当たらないかどうか。
わが家はネジ穴の間隔を測ってから買いました。結果として、フタは壁にもタンクにも当たっていません。測っておくと、届いてから入らないという失敗を防げます。

取り付け穴の間隔は140mm
便座を固定する2つの穴は、国産の便器なら中心から中心まで140mmが標準です。都営住宅の便器も、わが家を含めて多くがこの寸法です。
ただし例外もあるので、メジャーで穴の中心から中心までを測って、140mmであることを確かめてから買ってください。作業はこれだけで、1分もかかりません。
普通サイズと大型サイズの違い
便器には普通サイズと大型サイズがあり、便座も対応するサイズが分かれています。見分け方は、取り付け穴から便器の先端までの長さです。
わが家が買ったSANEIの前割便座は、取付具がスライド式でどちらのサイズにも使えるものでした。サイズに迷うなら、両方に対応した便座を選ぶと安心です。
フタが後ろに当たらないか
団地のトイレは奥行きが短いことがあります。フタを立てたときにタンクや壁に当たると、フタが完全に開きません。
便座の後ろから壁やタンクまでの隙間も測っておきます。わが家はここが問題なく、フタは今も普通に立てられます。
前割便座を自分で交換する手順

交換は業者に頼む作業ではありません。わが家は箱の説明書どおりに進めて、数分で終わりました。工具はドライバー1本です。
特に困ったところはありませんでした。ただ、順番だけは押さえておくとスムーズです。外す、測る、付けるの3段階に分けて書きます。
元の便座を外す
元から付いていた前割便座は、工具のいらないワンタッチ式でした。後ろの固定部分を外すだけで、簡単に取れます。
外した便座と部品は、あとで戻すので捨てません。ネジやワッシャーも一緒にまとめておきます。
便器を掃除して穴を確認
便座を外すと、普段は隠れている部分が見えます。ここは汚れがたまりやすいので、新しい便座を付ける前に拭いておきます。
取り付け穴の位置と間隔もこのときに見ておきます。すでに測ってあれば、ここは確認だけで済みます。
新しい便座をネジで固定
新しい便座の取付具を穴に合わせ、ドライバーでネジを締めます。わが家が買った便座は、商品名に「ドライバーが必要」と書いてあるとおり、ここだけ工具を使いました。
締めすぎず、座ってぐらつかない程度で止めるのがコツです。ここまでで作業は終わりです。ひとりで、数分でできました。
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13年使ってわかったこと

2013年に交換した便座を、わが家は2026年の今もそのまま使っています。3,000円台の便座がどれくらいもつのか、これは実際に使い続けた人でないと書けないことです。
結論は、13年使って交換の必要を感じていません。安いから壊れやすいということはありませんでした。
3,000円台でも壊れない
当時の価格は本体3,000円、送料を入れて3,500円ほど。近所のホームセンターでは似た商品が4,200円でした。
それから13年、ぐらつきも割れもなく、フタも普通に開け閉めできています。毎日使うものなので、この耐久性は安さ以上の価値でした。
ウォシュレットは付けなかった
わが家のトイレにはコンセントがあり、ウォシュレットを付けることもできました。それでも付けていません。
理由は電気代と維持管理です。便座を温める電気代が毎月かかり、ノズルの掃除や故障のときの対応も増えます。わが家には要らないと判断しました。使っていないので使い心地は書けませんが、迷っている方には「なくても13年困らなかった」とだけお伝えします。
床はジョイントマットだけに
交換当時、床はコンクリートに防水塗装をしただけの冷たい床で、ジョイントマットの上にクッションフロアを重ねていました。
これは掃除が大変で、結局ジョイントマットだけにしました。トイレマットも敷いていません。ものが少ないほうが、狭いトイレは掃除がラクです。玄関の寒さ対策は別の記事に書いています。
元の便座の保管と退去時の対応

交換して終わりではありません。都営住宅は退去のときに元の状態に戻すのが原則なので、外した便座は捨てずに取っておきます。
問題は、狭い団地のどこに置くかです。わが家の置き場所と、退去時にやることをまとめます。
元の便座は捨てない
退去時にフタなしの便座がないと、同じものを用意する費用を請求される可能性があります。外した便座は、ネジまで含めてひとまとめにして保管してください。
わが家は袋に入れて、ホコリがつかないようにしています。13年ものあいだ一度も使っていませんが、退去のときに必ず要るものです。
置き場所は押入れの奥
保管場所は押入れのいちばん奥です。普段は使いにくい場所ですが、退去まで一度も出さないものを置くには、これ以上ない場所でした。
押入れの奥をこうした「退去時に戻すもの」の定位置にしておくと、ほかの収納が整理しやすくなります。押入れの使い方は団地の押入れ収納のコツにまとめています。
退去時は元の便座に戻す
退去が決まったら、いま使っている便座を外して、保管していた元の便座を付け直します。手順は交換のときの逆で、やはり数分です。
買った便座は持って出られるので、次の住まいで穴の間隔が140mmなら、そのまま使えます。
ウォシュレットにする場合の届出

フタ付きの普通の便座ではなく、ウォシュレットにしたい人もいると思います。その場合は、普通の便座とは扱いが変わります。
わが家は付けていないので手続きの実体験はありませんが、JKK東京の案内を確認したうえで、知っておくべき点をまとめます。
温水洗浄便座は附帯設備追加届
JKK東京の「都営住宅等の模様替え申請/附帯設備追加届」のページでは、温水洗浄便座の設置は届出の対象として挙げられています。工事の前に、受持ちの窓口センターへ提出する流れです。
届出の書式や必要な書類は変わることがあるので、実際に付けるときは最新の案内を確認してください。
普通の便座は届出の対象に見当たらない
同じページに、電気を使わない普通の便座の交換は挙げられていません。わが家が入居した当時の案内でも、便座は自分で取り替えるものという区分でした。
つまり、フタ付きの普通の便座に替えるだけなら、届出なしで自分でできる範囲です。迷ったら窓口センターに電話で聞くのがいちばん確実です。
コンセントと配管の確認
ウォシュレットには電源が要ります。わが家のトイレにはコンセントがありましたが、ない部屋もあります。その場合は電気工事が必要になり、費用も届出の内容も変わります。
給水の配管が短くて機種が限られる、という話も他の入居者の記事で見かけます。付ける前に、コンセントの有無と配管まわりの寸法を見ておくと、買ってから困りません。
暖房付きの便座なら、電気は使いますが水の配管は不要です。冬の冷たさだけが気になるなら、ウォシュレットより手軽な選択肢になります。わが家は使っていませんが、同じSANEIから前丸タイプの暖房便座が出ています。
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トイレのフタのよくある質問

最後に、都営住宅のトイレのフタについてよく聞かれることをまとめます。わが家の経験で答えられることは経験から、そうでないことはその旨を書いています。
交換の前に一度目を通しておくと、途中で迷いません。
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今日できるトイレのフタ対策

都営住宅のトイレにフタがないのは仕様であって、我慢する必要はありません。わが家は3,000円台の前割便座に自分で交換して、13年たった今もそのまま使っています。
やることは穴の間隔を測って、フタ付きの便座を買って、ドライバーで付ける。これだけです。元の便座は袋に入れて押入れの奥へ。退去のときに戻せば、原状回復も問題ありません。
- フタなしは仕様で、便座は自分で替えるもの
- 取り付け穴の間隔140mmを測ってから買う
- 交換はドライバー1本・数分・ひとりで可能
- 3,000円台の便座が13年使えている
- 元の便座は捨てずに押入れの奥へ
- ウォシュレットは届出とコンセントを確認
まずは今日、メジャーでトイレの穴の間隔を測ってみてください。140mmなら、あとは便座を選ぶだけです。
入居直後にそろえたもの全体は都営住宅 入居時に用意したものにまとめています。







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