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昭和40年代築の都営住宅に入居してわかったこと その2(台所)

換気扇と湯沸かし器を自分で用意した都営住宅の狭い台所 団地暮らし

都営住宅の台所を初めて見たとき、「え、換気扇がない」と思いませんでしたか。

昭和40年代築の都営住宅の台所には、換気扇も湯沸かし器も付いていません。そのうえ狭く、冷蔵庫の置き場所にも困ります。わが家は2013年に入居して、まずここでつまずきました。

それから13年。いまは入居時に自分で付けた換気扇をそのまま使い、冷蔵庫の置き場所も調理スペースも落ち着いています。この記事は、入居直後に書いた記録に、その後13年でわかったことを足したものです。

こんな悩みはありませんか
  • 換気扇と湯沸かし器がなくて何を買えばいいか分からない
  • 冷蔵庫を置く場所がない
  • まな板を置くスペースがない
  • シンク下の湿気とカビが心配
  • 冬の台所が寒すぎる
読者
読者
換気扇も湯沸かし器も自分で用意するって、本当ですか。
すみか
すみか
本当です。わが家は換気扇は自分で付け、湯沸かし器は買ったお店にガス工事を頼みました。順番に書きますね。

この記事は、都営住宅の台所に「何がなくて、何を用意するか」を先に整理し、そのあとで冷蔵庫・調理スペース・寒さと湿気の対策をまとめています。

都営の台所に付いていないもの

換気扇も湯沸かし器も付いていない都営住宅の台所

都営住宅は、民間の賃貸と違って設備の多くが付いていません。台所で困るのは換気扇と湯沸かし器の2つです。入居前の下見で「ない」と分かっていても、実際に見るとやはり驚きます。

入居してすぐ使えるように、何を自分で用意し、何を業者に頼むのかを先に知っておくと、引っ越しの段取りが楽になります。

換気扇は枠だけ

壁に四角い枠と外へ抜ける穴があるだけで、換気扇本体は付いていません。わが家の枠は羽根径15cmのプロペラ換気扇が入るサイズでした。

枠のサイズは建物によって15cmか20cmかが分かれます。買う前に枠の内寸を測るのが最初の仕事です。

湯沸かし器はガス栓だけ

シンクの上にガス栓があり、湯沸かし器本体はありません。付けないと台所ではお湯が出ないので、冬の洗い物がつらくなります。

湯沸かし器はガス機器なので、自分では取り付けず、購入したお店かガス会社に工事を頼みます。わが家は購入店に頼みました。

そのほか自分で用意するもの

照明、トイレの便座のフタ、物干し竿なども付いていません。台所以外のものは、都営住宅 トイレのフタ間取りの記事で書いています。

入居時に用意したもの全体をまとめると、台所の換気扇と湯沸かし器がいちばん高い買い物でした。ここを予算に入れておいてください。

2013年に入居したときの記録

ここからは、入居直後に書いた記事をそのまま残しています。写真も当時のものです。販売終了になっていた楽天のリンク2つだけ、同等品の検索に差し替えました。

「昭和40年代築の都営住宅に入居してわかったこと その1」の続きです。 その2 台所 とても狭いので1枚の写真におさまります(笑) 131012_01 みての通り換気扇も湯沸かし器もついていないので購入する必要があります。 入居時、湯沸かし器は購入したお店で工事をお願いし、換気扇は自分で取り付けました。   近所のホームセンターで購入。枠のサイズを測って羽根径を確認すること、 カバー付かなしかを決めていくといいかもいしれません。 前回も書きましたが窓がルーバーなので外気が入ってきます。 室内の音もそのまま漏れますし、梅雨時は湿気がたまる、冬は激寒です。 シンク左側の配管は、上の階からの排水の音が聞こえます。 シンク下はいたって普通。 131012_02 131012_03 新しいものに交換されていたようできれいな状態でした。 湿気のたまり方も思っていたよりはないようです(まったく無いわけではない) 一番困ったのが冷蔵庫の置き場所。 131012_05 配管横はトイレやお風呂への入り口、その横においてしまうとスイッチに届かなくなってしまうので置けません。 仕方ないので背面に位置する和室へ畳を傷めないように工夫して置いてます。 台所で一番驚いたのがガス台下のスペース。 131012_04 ここにメーターがあります。通路側に小さな扉があってそこから確認するようです。 衝撃でした・・ つづく。

換気扇は自分で取り付け

台所の壁の枠にプロペラ換気扇を取り付けている手元

わが家の換気扇は、2013年に近所のホームセンターで買って自分で付けたものです。それを今も使っています。特別な工具は要らず、枠にはめてネジで留めるだけでした。

業者に頼むと工賃で1万円ほどかかるという話を他の入居者の記事で見かけます。自分で付けられれば、その分を本体代に回せます。

枠の内寸で羽根径を決める

プロペラ換気扇は羽根径15cmと20cmが主流です。枠の内側の幅と高さを測って、合う羽根径を選びます。わが家は15cmでした。

枠を測らずに買うと入りません。メジャー1本で1分の作業なので、必ず先に測ってください。

換気扇の枠の内寸を測って羽根径15cmか20cmかを決める図

カバー付きかなしかを選ぶ

換気扇には、前面にカバーが付くものと羽根がそのまま見えるものがあります。カバー付きは見た目がすっきりし、油汚れが羽根に付きにくくなります。

わが家は当時、枠のサイズと羽根径を確認してから、カバーの有無を決めました。掃除のしやすさで選ぶなら、外して洗える構造かどうかも見ておくと後が楽です。

13年使えている理由は掃除

同じ換気扇を13年使えているのは、定期的に掃除しているからだと思っています。油が固まる前に落とせば、羽根もモーターも長持ちします。

プロペラ式は構造が単純で、羽根を外して洗えます。強くこすると羽根を傷めるので、つけ置きでゆるめてから拭くのが安全です。

湯沸かし器はガス工事が必要

台所のシンク上に取り付けたガス瞬間湯沸かし器

わが家が入居時に付けたのは、ノーリツ・ハーマンのガス瞬間湯沸器 YR546-13A(都市ガス用)です。購入したお店に取り付け工事まで頼みました。

湯沸かし器は換気扇と違い、自分で付けてはいけない設備です。ガスの接続が絡むので、資格のある人の工事が要ります。

都市ガスかプロパンかを確認

同じ機種でも、都市ガス用とプロパンガス用は別の製品です。都営住宅は都市ガスの棟が多いですが、必ず自分の棟のガス種を確かめてから買います。

型番の末尾に「13A」とあれば都市ガス用です。わが家の YR546-13A もこの表記でした。

購入店かガス会社に工事を頼む

家電量販店やネットで本体を買い、取り付けはガス会社か販売店の工事にします。本体だけなら2万円前後、工事込みで4万円ほどが目安です。

わが家は購入店に工事まで頼んだので、日程を1回決めるだけで済みました。工事は1日で終わります。

退去時は取り外して持ち出す

換気扇も湯沸かし器も、自分で付けたものは退去のときに外して持ち出せます。取り外しも工事が要るので、退去が決まったら早めにガス会社へ連絡します。

入居時と同じ「枠だけ」「ガス栓だけ」の状態に戻せば原状回復は問題ありません。

冷蔵庫の置き場所と台所の動線

台所に通じる和室のスペースに置いた冷蔵庫

わが家の台所でいちばん困ったのが冷蔵庫の置き場所です。配管の横はトイレとお風呂の入口で、そこに置くとスイッチに手が届かなくなります。台所の中には置けませんでした。

入居当初は和室の中に置いていましたが、いまは台所に通じる和室のスペースに移しています。ここは人が通る動線ではないので、冷蔵庫で埋めてしまっても暮らしに支障がありません。

台所の中には置けない間取り

昭和40年代築の都営住宅は台所が独立していて、冷蔵庫を置く前提のスペースがありません。同じ間取りの方は、まず冷蔵庫の置き場所から決めてください。

家具の配置より先に冷蔵庫です。ここが決まらないと、ほかの家具が置けません。

台所に通じる和室のスペースへ

わが家が落ち着いたのは台所に通じる和室のスペースです。もともと動線として使っていない場所なので、そこを冷蔵庫で埋めてしまいました。台所からすぐ手が届きます。

和室側からは冷蔵庫の裏側が見えてしまうので、外したふすまを立てかけて目隠しにしています。ふすまを1枚外すだけなので、費用はかかりません。

ガス台の下は収納にならない

台所で驚いたのが、ガス台の下にガスメーターがあることです。扉を開けるとメーターで、収納には使えません。

わが家はその前に無印良品のゴミ箱とファイルボックスを置いています。ガスの点検のときはどけて、終わったら戻すだけです。年に一度あるかないかなので、ふさいでも困りません。

狭い台所の調理スペースと収納

狭い台所でシンクの角にまな板を渡して調理している手元

都営住宅の台所は、調理スペースがほぼありません。上位の記事ではキャスター付きワゴンや突っ張り棒2本にまな板を渡す方法が定番ですが、わが家はどちらも使っていません。

理由は、置く場所そのものがないからです。わが家がたどり着いた方法と、鍋類の置き場所を書きます。

まな板はシンクの角にのせる

わが家の調理スペースはシンクの角にまな板をのせるだけです。シンクの縁にまな板を渡して、そこで切ります。

ワゴンは、置ける床があるなら便利です。わが家はその床がなかったので、シンクの角で済ませています。狭さに合わせて選んでください。

鍋5個とフライパン2個の置き場所

わが家の鍋類は、鍋5個、フライパン2個、フタ3個です。置き場所は吊り棚とシンク下の2か所だけにしています。

苦手な家事は手早く終わらせたいので、「素敵なキッチン」より「生活感があっても手間なくすぐ終わる台所」を目指しています。数を増やさないのが、いちばんの収納です。

重いものは下、片手で取れる高さに

吊り棚には片手で取り出せるように、重ねずに1つずつ置きます。重い鍋はシンク下に。子どもに手伝ってもらいやすい高さでもあります。

収納用品を増やすほど、掃除のときに全部出す手間が増えます。棚を買う前に、持っている数を減らせないかを先に考えてください。押入れも同じ考え方で整理しています

台所の寒さと湿気の対策

ルーバー窓に木枠を当てて冷気を防いだ都営住宅の台所

窓がルーバー(横長のガラス板が重なった窓)なので、外気がそのまま入ってきます。冬は外と同じくらい冷え、梅雨は湿気がたまります。入居直後の記録にも書いたとおりです。

13年のあいだに、お金をかけずにできることだけ試してきました。いまやっているのは3つです。

ルーバー窓に自作の木枠

ルーバー窓は閉めても隙間から風が入ります。わが家は窓の内側に合わせて木枠を自分で作り、風が入ってこないようにしました。

穴を開けずにはめ込むだけなので、退去時は外せます。窓まわりの寒さ対策は300円でできる窓際の寒さ対策にも書いています。

足元はスタイロフォームで塞ぐ

床はコンクリートで、シンクと床の境目から冷気が上がってきます。わが家はスタイロフォーム(発泡断熱材)を細長く切って、シンクと床の境目に置いています

ホームセンターで板のまま買って、カッターで切るだけです。置いてあるだけなので、掃除のときは持ち上げられます。

シンク下に食品を置かない

シンク下は湿気がこもり、わが家でも一度カビが出ました。いつだったか忘れるほど前のことですが、それ以来、シンク下に食品は置いていません。

置いているのは鍋と掃除用品だけです。中身が少ないと風が通り、拭き掃除もすぐ終わります。玄関側の寒さは玄関の寒さ対策にまとめています。

台所のよくある質問

都営住宅の台所についての疑問をまとめたイメージ

最後に、都営住宅の台所についてよく聞かれることをまとめます。わが家の経験で答えられることは経験から、そうでないことはその旨を書いています。

入居前に読んでおくと、引っ越し当日にあわてません。

Q
換気扇と湯沸かし器は本当に自分で用意するのですか
A
はい。昭和40年代築の都営住宅には付いていません。わが家は換気扇を自分で取り付け、湯沸かし器は購入店にガス工事を頼みました。棟によって違うこともあるので、下見のときに確かめてください。
Q
換気扇のサイズはどう調べますか
A
壁の枠の内側の幅と高さをメジャーで測ります。羽根径15cmか20cmのどちらかに合うはずです。わが家は15cmでした。
Q
湯沸かし器はいくらかかりますか
A
本体2万円前後、工事込みで4万円ほどが他の入居者の記事でも書かれている目安です。わが家は購入店に工事まで頼みました。機種はノーリツ・ハーマン YR546-13A です。
Q
冷蔵庫はどこに置けばいいですか
A
台所の中には置けない間取りです。わが家は台所に通じる和室のスペースに置き、和室側は外したふすまを立てかけて裏側を隠しています。配管横はトイレ・風呂の入口なので、そこはふさがないでください。
Q
まな板を置く場所がありません
A
わが家はシンクの角にまな板をのせて使っています。床に余裕があればキャスター付きワゴンという方法もありますが、わが家は使っていません。
Q
ガス台の下は使えますか
A
使えません。ガスメーターが入っています。わが家はその前にゴミ箱を置き、点検のときだけどけています。
Q
台所が寒すぎます
A
ルーバー窓に木枠をはめて風を止め、シンクと床の境目にスタイロフォームを置いています。どちらも穴を開けず、置くだけです。

入居前に台所で確認すること

換気扇と湯沸かし器が付いて整った都営住宅の台所

都営住宅の台所は、狭いうえに換気扇も湯沸かし器もありません。それでも、何がなくて何を用意するかが分かっていれば、入居直後の混乱は避けられます。わが家は13年、この台所で暮らしています。

下見で見るのは換気扇の枠の内寸、ガス栓の位置、冷蔵庫を置ける場所の3つです。これだけ分かれば、買うものが決まります。

この記事のまとめ
  • 換気扇は枠の内寸を測って自分で取り付け(わが家は15cm)
  • 湯沸かし器はガス種を確認して購入店かガス会社に工事を依頼
  • 冷蔵庫は台所に通じる和室のスペースへ。配管横はふさがない
  • まな板はシンクの角。鍋は吊り棚とシンク下の2か所だけ
  • ガス台の下はメーター。ゴミ箱でふさいで点検時にどける
  • 寒さは木枠とスタイロフォーム、湿気はシンク下に食品を置かない

まずは下見のときに、換気扇の枠をメジャーで測ってみてください。15cmか20cmかが分かれば、入居前に換気扇を用意できます。

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